2022年4月12日コラム

介護施設で働く上で大切な、利用者さんとのコミュニケーション。

介護職に興味はあるけど、介護職が大好きだけど、コミュニケーションが苦手…
毎日の事だから同じような内容ばかりになり話題に困っている…
という方々もいるのではないでしょうか？

今回は、利用者さんとの会話の際に楽しんでいただける話題を簡単にまとめました。
また、話し方・聞き方のコツも合わせてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください！

〇ウケる話題！オススメの話題！

利用者さんを笑顔にしたいという気持ちは素敵ですが、笑いやウケることを常に意識する必要はありません。
考え過ぎず、接する中で自然と感じる気持ちや浮かんだ言葉を発するところから始めてみてください。

例えば、感じたまま見たままに「今日は暖かいですね」「風が強いですね」でOK！
そこに季節や地域の話をプラスして話すと会話が膨らんでいきますよ。

そして、利用者さんとの会話は【義務や業務】ではなく自分自身の【楽しみ】と認識してみてください！
また、生活する中で「高齢者が興味を持つこと」に自分も少し関心を持つと、自然と話題が浮かんでくるかもしれません。

●現役時代の話

現役時代の仕事や子育てのことは、年齢を重ねても記憶に残りやすく高齢者も話しやすい話題です。
どのような仕事をしていたのか、子育てのエピソード、思い出などの話は好まれますよ。

利用者さんの子供の頃のことや、生まれ育った地域について話したり、今と昔を一緒に比較しながら話すのも盛り上がりますよ！
また、自分のことを利用者さんへ相談してみると、そこから話が膨らむことも！

●好きなことや趣味について

年齢に関わらず好まれるのが、趣味や好きなことに関する話題。
その方の好きな事、得意なことについて質問してみると喜ばれ、会話が弾みやすいですよ！

また、レクの感想、食事の献立について、本やテレビで見た健康法や豆知識など、利用者さんに合わせて内容を変えてみるのがコツです。
〇〇さんは花のお話をしている時がとても楽しそう、〇〇さんは芸能人の〇〇が大好き、など発見できた情報は覚えておきましょう！

〇喜ぶ言葉

年齢に関わらず、誰かに褒めてもらうのは嬉しいですよね。
その時々に合わせて積極的に声を掛けてみてください！
レクで作品を作った際には、「この作品とても素敵ですね」「〇〇さんの〇〇可愛いですね！」など話しかけてみましょう。

また、人の役に立てた瞬間も誰でも嬉しいですよね。
会話の中でアドバイス頂いた際には感謝の言葉を伝え、後日感想を伝えると喜ばれるかもしれませんよ！

〇会話する際のコツ

コツは、相手に興味を持ち相手を知る！傾聴力を磨く！です。
コミュニケーションが苦手な方も、まずは相手の話をしっかり聞くことを心がけてみてください！
（傾聴：相手の話を、相手の立場に立ち、気持ちに共感しながら理解しようとすること）

●話し方

声のトーンやスピード…聞き取りやすい声のトーン、ゆっくりとしたスピードを心がける。いきなり大きい声で話し掛けるのはNG！

言葉のチョイス…敬語を使うのが礼儀。赤ちゃん言葉に聞こえる単語や上から目線には気を付け、分かりやすい言葉をチョイスしましょう！

表情…会話をする際は笑顔を心がける。また仕草にも気を配る。

今は常にマスクを付けていて表情が分からない為、話し方にはより気を配りましょう。

●聞き方

目線…見下ろす形は威圧感を与えるので、相手に合わせ目線の高さを調整する。

アイコンタクト・相づち…ちゃんと聞いていることを示すため、適度なアイコンタクトや相づちが大切。相手の話を繰り返すのもオススメ。

否定しない…利用者さんが同じ話を繰り返したり、言っている事が後から変わったりしても否定せず聞く。

●相手の気持ちを汲み取る

利用者さんが喜ぶ会話のネタや会話する際のコツをご紹介しましたが、
まずは明るく元気な挨拶を心がけ、利用者さん一人ひとりに興味を持つことが大切です。

今回ご紹介した内容を参考に、無理せず肩の力を抜いて、会話を楽しんでみてくださいね。

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