2022年9月15日コラム
利用者さんが楽しみながら体を動かしたり、頭の体操ができる介護施設での【レクリエーション】。
そんなレクリエーションにも実は種類があり、それぞれ期待できる効果も異なります。
今回は、レクリエーションの目的、種類やその効果についてご紹介します!
初心者さんや「レクリエーションが苦手…」という方も、ぜひチェックしてみてくださいね!
目次
〇レクリエーションの目的
レクリエーションは、気分転換や楽しむためだけではなく、しっかりとした目的があります!
●身体機能の向上、運動不足解消
運動する機会が減り運動機能が低下すると、体を思い通りに動かせなくなり、ストレスの原因になることも…。
そこで、日常生活の動作だけでは足りない分、高齢者向けのレクリエーションで体を動かし、身体機能の維持・向上とストレス解消を行います!
●脳への刺激、活性化
脳は使っていないと機能が衰え、認知機能の低下が進み、時には事故やトラブルに発展する場合もあります。
レクリエーションで脳の普段使用しない部分を刺激し、脳を活性化、認知機能の維持や認知症予防に繋げることができます!
●認知機能の向上
周りとの関わりが薄れることでコミュニケーション能力が低下、それに伴い認知機能も低下してしまいます。
レクリエーションで他の利用者さんやスタッフと会話・交流することで、認知機能の維持・向上が期待できます。
また、交流が増えると、人との関わりが生きがいとなり、日々の生活も明るくなるでしょう!
〇レクリエーションの種類と効果
レクリエーションにも様々な種類があり、それぞれに期待できる効果も異なります!
●脳を使うレクリエーション
考える力が鍛えられ、認知機能の低下防止に効果的!
主に、
・簡単な問題を素早く解く【計算問題】
・考える、思い出すという作業が必要な【クイズ】
・形から想像し正解を導く【パズル】
★例えば:合計金額計算問題、イントロクイズ、間違い探し、連想ゲーム、など!
●体を動かすレクリエーション
運動不足を解消し、身体機能の維持や向上を目指せる!
主に、
・無理なく誰でも取り組みやすい【体操】
・音楽に合わせ自然と体が動き出す【ダンス】
・個人や仲間で協力しながらできる【ゲーム】
★例えば:その時々に流行っている〇〇体操や〇〇ダンス、ボーリング、玉入れ、など!
●手指を使うレクリエーション
考えながら手指を動かし、脳の活性化とコミュニケーション能力向上に!
主に、
・幼少期を思い出しながら楽しめる【折り紙】
・どこに何色を塗るか考える【塗り絵】
・文章を考えたり、漢字を思い出しながら取り組む【書きもの】
★例えば:折り紙でちぎり絵、季節にあった絵柄の塗り絵、相手を決めての手紙書き、など!
〇楽しんで頂くためのポイントとコツ
●ポイント
・参加者全員が楽しめるよう、何が好き、これは好まないなどの情報収集は大切です!
・緊張感を無くし和らげるため、当日はより明るい挨拶や声掛けを行いましょう。
・視力や聴力が衰えている利用者さんへの配慮も忘れず、ルール説明はゆっくり丁寧に!
●コツ
・積極的に声掛け・褒める!例えば、ゲームで待ち時間を過ごしている利用者さんへもたくさん声を掛けましょう!
・スタッフが笑顔で楽しそうに参加することで、利用者さんも自然と楽しい気持ちになり全体が盛り上がります!
・ゲームなどでルール説明をする際は、スタッフがわざと失敗をして見せると利用者さんの緊張も和らぎます。
レクリエーションは、生活の質(QOL)の向上にもなる大切な業務です!
QOLとは…「Quality of life(クオリティ オブ ライフ)」の略で「生活の質・生命の質」などと訳されます。
利用者さんの身体的な苦痛の軽減、総合的な活力、生きがい、満足度という意味が含まれます。
安全面には十分に注意し、利用者さんへ無理させることのない計画を立てましょう。
スタッフも共に楽しみながら、様々なレクリエーションに取り組んでいけるとよいですね!
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