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移乗介助の基本【自分よりも体格の大きい方はどうするの?】

2022年11月28日コラム

以前、車椅子の各部分の名称や押し方のコツなどをご紹介しましたがいかがでしたか?まだ見ていないという方はこちらから!
初めての介護職⑥~車椅子を押すときのコツ~

今回は、車椅子からベッド、ベッドから車椅子へなどの「移乗」についてご紹介します。介護職員さんにとってこちらも基本的なお仕事になりますので
しっかり覚えていきましょう!

 

 

〇移乗ってどういう意味?

・まず、「移乗」とはどういう意味かご存じでしょうか?
「移乗」…別のものに乗り移ることを指します。介護現場では、ベッドから車椅子・車椅子からトイレの便座などに移乗することになります。

移乗は、日常生活で欠かせない重要な動作です。しっかりと基本を覚え、利用者さんも介護職員さんも安全で負担がないように行えるようにしましょう。

 

〇移乗の基本とコツ

・今回は「ベッドから車椅子への移乗」についてお伝えします!

 

移乗の流れ(全介助の場合)

事前準備:車椅子を極力ベッドに近づけ、ブレーキをかけておく(フットサポート・アームサポート・サイドガードは上げておき、レッグサポートは外しておきましょう)

 

① 両足が床につくように、浅く座ってもらう

② 脇の下から肩を抱くように腕をまわし入れる(肩甲骨と骨盤を支える)
※しっかりと身体を密着させること

③ 足を大きく開いて腰を低くし、利用者さんが前傾姿勢になるように誘導する
※ズボンを持って介助しないこと

④ 車椅子に近い足を軸にして、車椅子の前面へ方向転換する
※てこの原理・遠心力を意識すると小さい力で介助が可能です。

⑤ ゆっくりと座らせる

⑥ 深く腰掛けられるよう姿勢を整える
※無理やり引っ張り上げるのはNG

※車椅子の位置に注意が必要です。遠すぎたり角度が合わないと介助者の負担が大きくなります。

 

 

ここが大切!介助のポイント

★決して焦らないこと
※一つ一つの動作をゆっくり丁寧に行いましょう。

★声掛けを行うこと
※いきなり行うとビックリしてしまう・不安になってしまうこともあります。

★自分より体格の大きい方の場合
①身体の大きい骨を支える(頭蓋骨・肩甲骨・骨盤)
→触れる面を大きくして支えることで安定した介助が可能となります。

②できるだけ利用者さんの身体をコンパクトにする

③利用者さんにしっかりと身体を密着させる

④てこの原理や遠心力、支持基底面を意識する

 

〇まとめ

移乗介助は実際にやってみないと分からない部分が多いと思います。まずは、先輩職員さんにポイントを教えてもらいながら慣れていきましょう。

ただ、慣れてくると注意を怠ることも。毎回「ゆっくり・丁寧に」を心がけていきましょう!

 


 

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