2023年11月16日コラム
派遣のお仕事には1~2ヶ月程度の「短期派遣」のほか、長期的に同じ企業・部署で働く「長期派遣」という働き方があります。
〇長期派遣とは
長期派遣とは一定期間以上の長い派遣期間で働くことを指します。
ただし、「長期」の定義は派遣会社によりまちまちです。派遣会社によっては2か月以上を長期とする場合、6か月~1年を長期とする場合などがあります。
長期派遣の仕事では、 初めから長期での契約を結ぶ場合と、初回契約を1~2ヶ月の短期間で設ける場合があります。
後者は本格的な長期派遣に向け、職場環境や業務になじめるかどうかを確認する「試用期間」のようなものです。
今回は長期派遣のメリット、デメリットを紹介します。
〇長期派遣のメリット
①長期間の安定収入が得られる・専門スキル、経験が身につく
②人間関係を構築しやすい
③能力が認められれば、正社員として直接雇用されることもある
長期派遣は少なくとも2ヶ月以上の長期で働くため、安定して収入を得ることができます。
フルタイム勤務、高時給の仕事も多いです。必要がある場合は残業があり、その分も収入アップとなります。
また、長期間同じ職場で働けば正社員並みのスキルや専門知識を手に入れることができますので実績にもなり、能力が派遣先企業に評価されれば正社員として直接雇用される可能性があります。
〇長期派遣のデメリット
①契約更新されない場合がある・職場が合わない場合にやめにくい
②同じ派遣先の同じ部署で働けるのは、3年まで(派遣法の3年ルール※)
長期派遣は契約期間が長いのがメリットですが、派遣という勤務形態であることには変わりありません。
そのため、派遣先都合で契約を終了される可能性もあります。
また、長期派遣の性質上、職場環境や人間関係になじめないときに辞めにくいです。
最初の更新を短く設定されていたとしても、少なくとも2~3ヶ月は同じ職場で働く必要があるからです。
※派遣には「3年ルール」が存在します。
長期派遣の場合、派遣社員と派遣先企業の双方が希望したとしても3年を超えた長期契約はできません。
これは労働者派遣法という法律で「派遣社員が同一の派遣先で就労できる期間は最長3年まで」と定められているからです。
引き続き同じ職場で働きたい場合は、派遣契約以外の方法で再度契約し直す必要があります。
いくつかの例外はありますが、基本的に長期派遣の場合でも最大で3年までしか1つの職場で働き続けることは認められていないので注意が必要です。
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〇まとめ
以上のとおり、長期の派遣のメリット・デメリットを紹介しました。
長期派遣とは2か月を超える期間の派遣で、ある程度安定した収入を得られることや、スキルを習得できることが特徴です。
時には正社員になれるチャンスもあります!
しかし、3年ルールなど、派遣会社にしかない制約が存在します。
今回ご紹介したメリットやデメリットを踏まえ、最も自分らしく働ける形を探してみてください。
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