サービス付き高齢者向け住宅で働く【介護スタッフの仕事内容】

2022年11月16日コラム

みなさんは「サービス付き高齢者向け住宅」とは何かご存知でしょうか。
近年増えている「サービス付き高齢者向け住宅」は、介護士さんの中でも注目を集めている施設です。今回は、そんな「サービス付き高齢者向け住宅」で働きたいと考えている方へ、仕事内容や一日のスケジュールについてご紹介します。

介護職に興味がある方、サ高住での勤務をご検討中の方、ぜひ就職・転職の参考にしてみてください！

〇サービス付き高齢者向け住宅での仕事内容

「サービス付き高齢者向け住宅」は完全バリアフリーの構造となっている賃貸住宅のことです。高齢者が住み慣れた地域で、自分らしく
暮らし続けることを実現するために国が実施している、「地域包括ケアシステム」の一環となります。

主に60歳以上の介護不要もしくは要介護度の低い高齢者を対象としているところで、入居者さまは日常生活における介護がほとんど必
要ありません。見守りサービスや生活相談サービスを受けながら、安全に暮らすことが可能です。

また、介護が必要になった場合は、訪問介護などの外部サービスを受けることもできます。
就職や転職を考えているのであれば、事前にサ高住での仕事内容をしっかり把握しておきましょう！

介護スタッフの仕事内容

業務内容は、「安否確認」と「生活相談」の2つになります。
ご利用者さまは、身の回りのことはできるという方々が中心ですので、身体介護を行うことはほとんどありません。
ただし、近年は要介護や認知症の高齢者が増えてきました。そのため、多くのサービス付き高齢者向け住宅が、食事の提供や入浴介助といったサービスを提供しています。

サービス付き高齢者向け住宅で働きたいと考えている人は、希望する勤務先がどのようなサービスを提供しているのかを、事前に確認しておくと良いでしょう！

【安否確認】
1日に1回以上、入居者さまの部屋を訪ねて生活状況を確認します。

【生活相談】
入居者さまの健康問題や生活上の困りごとなど、さまざまな相談や悩み事に対応する業務です。
快適な環境で生活が営めるようにサポートします

【食事の提供や生活介助】
高齢にともない介護サービスが必要になる場合もあります。
食事の調理や配膳、食事介助、入浴や排せつの介助、買い物や掃除の代行といった生活援助の業務が含まれます。
同敷地内に併設する訪問介護事業所などに勤務するスタッフを派遣するかたちで、介護サービスを提供するのが一般的です。

勤務形態について

早番・日勤・遅番・夜勤といったように、基本的にはシフト制の勤務となります。
夜勤に関しては、夜勤のスタッフを常駐させる義務がないため、施設によって異なるようです。

【勤務時間の例】
早番　 7:00～16:00　（8時間勤務、1時間休憩）
日勤　 9:00～18:00　（8時間勤務、1時間休憩）
遅番　10:00～19:00　（8時間勤務、1時間休憩）
夜勤　17:00～翌11:00（16時間勤務、2時間休憩）

サービス付き高齢者向け住宅で働くメリットとデメリット

【メリット】
・要介護度の低い健康な入居者さまが比較的多いため、他の介護施設より身体的な負担が少ない職場です。
・家族に接するよう入居者さまの生活を直に見守り支えることができるため、大きなやりがいが生まれます。

【デメリット】
・介護を必要としない入居者さまが多いため、介護職としてのスキルが習得しにくい職場とも言えます。