特別養護老人ホームで働く【介護スタッフの仕事内容】

2022年4月2日コラム

介護職が初めてという方や特別養護老人ホーム(特養)での勤務経験がない方は、どんな施設？と疑問をお持ちではないでしょうか？
また、日勤の経験しかない方は、24時間体制の介護施設に対して不安があると思います。

今回は、特養で勤める介護職員の、仕事内容や勤務時間についてご紹介します。
特養でのお仕事に興味があった方、介護職の経験はあるが特養での勤務経験がないという方、ぜひ参考にしてみてください！

〇特別養護老人ホームでの仕事内容

特別養護老人ホームは、自立した生活が困難な高齢者へ、24時間体制で介護サービスを提供する施設です。
在宅での生活が困難になった要介護3以上の高齢者が入居できます。

↓「要介護認定」についてはこちらのコラムにてご紹介しています！↓
初めての介護職③～覚えておきたい介護の用語「要介護認定」～

介護経験がある方にとっても、さらにステップアップができるオススメの環境だと思います。
就職や転職を考えているのであれば、事前に特養での仕事内容をしっかり把握しておきましょう。

●介護スタッフの仕事内容

ご入居者様が快適に生活できるよう、看護師やケアマネジャーと協力しながらご利用者様の生活をサポートを行います。

【身体介助】
おもに食事介助・入浴介助・排泄介助です。
喉詰まりを予防するため食事の際の見守りは欠かせません。お声掛けをしながら楽しくお食事頂けるよう工夫も大切です。
おひとりで入浴できる方はそう多くないのです。また、寝たきりの方は入浴マシンを使用し入浴介助を行います。
認知症の方へは安全面に配慮し見守りを行います。
排泄介助では、ご入居者様の自尊心を傷つけないよう気を付けながら、トイレ誘導やオムツ交換などを行う必要があります。

【レクリエーション】
身体機能の維持や回復の為、体操やご入居者様が楽しめるようなレクリエーション活動を行います。
夏祭りやクリスマス会など季節に合わせた内容のイベントはご利用者様にもとても喜ばれます。
レクリエーションを行わなくてよい場合もあるので、苦手な方もご安心ください！

【健康管理】
日頃からご入居者様の様子を確認し、医師へ近況報告を行います。食事量、血圧や体温などの健康管理も介護士の大切な業務です。
あわせて介護記録作成の事務作業も行います。

●勤務時間とシフト

特別養護老人ホームでは、施設によって勤務時間・シフトが異なり、必要な変形労働時間の協定が結ばれています。

【勤務時間の例】
早番　 7:00～16:00　（8時間勤務、1時間休憩）
日勤　 9:00～18:00　（8時間勤務、1時間休憩）
遅番　10:00～19:00　（8時間勤務、1時間休憩）
夜勤　17:00～翌11:00（16時間勤務、2時間休憩）

◆2交替制
勤務時間が長い分、1週間あたりの休日数が増えるように調整されています。
◆3交替制
長時間の勤務が不安な方におすすめです。ライフスタイルに合わせてシフトを調整してもらえる場合も。
◆4交替制
他の時間帯のスタッフと協力して業務を進められます。シフトを融通してもらえる可能性も高いです。